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あねすとさん (7h7ovklh)2020/4/21 18:50 (No.40020)【かのんちゃんとあねさんの遊園地でーと】
「クレープ。良いね。俺も久しぶりに甘い物が食べたかった」と彼女の意志を肯定するように頷き、レストランへと足を進めていく。
途中、彼女がチラッと自分の顔を見て、何かを思考するような顔をしていたのはアーネストは見逃さなかった。
顔の火傷の後は 彼、アーネストの不幸の象徴 そして力の象徴とも言えるもの。
なぜだか、彼女に過去の自分を知られてしまうのが憂鬱で。 指にグッと力を込め、フードを深く被る。
隣で肩を並べて歩くカノンに、「この火傷のあとは 子供の頃に何か熱いものにぶつて 治らないままなんだ。」と誤魔化すような、適当な嘘を 彼女を見ないままボソリと呟く。
その言葉は酷く小さく、直ぐに虚空へと溶けていくだろう。
「…カノンは何を食べるの? 」
と、彼女に気を使ってか話題を振り